披露宴のBGMを並べてみたとき、好きな曲ばかりなのに、どこか一本調子に感じることはありませんか。そんなときに考えたいのが、音楽の「差し色」と「引き算」です。
ドレスの色当てなどのイベントは、歓談から少し空気を変えるきっかけになります。大切なのは、その一曲だけの華やかさではなく、前後の時間との関係です。
差し色は、落ち着いた流れに楽しさを添える
歓談を穏やかな音楽でまとめているなら、イベントで輪郭のはっきりしたリズムを入れると、「ここから少し遊ぼう」という合図になります。ファッションで小物の色を効かせるような使い方です。
以前の記事で取り上げたのが、LunchMoney Lewisの「Bills」。キャッチーさを生かすなら、司会がルールを説明する間は控えめにし、発表や拍手に合わせて音を前に出す、といった設計が考えられます。
Bills — LunchMoney Lewis
引き算は、イベントを静かにすることとは限らない
すでに歌声やサビが強く印象に残る曲が続いているなら、少し違う音の質感を置くことで、耳に新鮮な余白が生まれます。盛り上がりをなくすのではなく、主張の仕方を変える発想です。
もう一つの選曲例が、Dresage × Hark Madleyの「Bass Brain」。元の記事では、キャッチーさの中にクールな表情がある曲として紹介しました。甘さを抑えたい空間で、どのように響くかを想像しながら聴いてみてください。
Bass Brain — Dresage × Hark Madley
使う前に、前後の3曲で聴いてみる
直前の歓談曲、イベント曲、歓談に戻る曲を続けて聴くと、変化の大きさが分かります。切り替えで気分が上がるのか、急に別のパーティになったように感じるのか。ふたりの感覚で確かめてみましょう。
イベント中に司会の言葉が入る箇所、音量を上げる箇所、終わりの合図まで会場と共有すると、狙ったメリハリを伝えやすくなります。
ここで紹介した楽曲は、過去の選曲例です。同じ曲を使うことより、「この場面で何を変えたいか」を考える手がかりとしてお楽しみください。
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